ルーターズ創立20周年記念事業を開催しました
2月1日(土)、福島市杉妻会館牡丹の間にて14時から「創立20周年記念式典」および「記念講演会」、夜にはちゃんこ若葉山にて、「懇親会」を開催しました。
記念式典は、理事長あいさつに続き、福島県スポーツ課長、笹川スポーツ財団理事長による来賓祝辞を頂戴し、内堀雅雄福島県知事からのメッセージや福島民報社社長からの祝電も披露されました。
来賓として、福島県スポーツ課主幹・飯塚悟氏、笹川スポーツ財団理事長・渡邉一利氏、福島県ラグビー協会副会長・佐藤弘樹氏、福島県立猪苗代高校校長・滝田勝彦氏にご臨席賜りました。
また、式典の最後には、ルーターズ20周年のあゆみが動画で紹介され、皆さん懐かしく思いを巡らせていました。
会場は、たくさんの関係者(歴代スポーツ課長や、スポーツイベント主催団体など)からいただいたメッセージがルーターズ事務局手作りのメッセージボードに掲示された他、20年のあゆみを記したパネルや、これまでのリーフレット、思い出の品の数々が飾られました。
思いがけず、福島民友新聞社社長から、大きな花環が贈られ、ステージが華やかになりました。
講演会は、車いすラグビー日本代表でパリパラリンピック金メダリストの橋本勝也氏(三春町出身)、日本オリンピック委員会(JOC)常務理事の星 香里氏(福島市出身)を講師に迎え、事務局長の齋藤がファシリテーターを務めました。
星氏は、福島県の中学校体育教師になった経緯からルーターズ立ち上げ時のエピソード、スポーツ庁職員への転身、そしてJOCの常務理事になるまでの経歴を紹介した後、昨夏のパリオリンピック・パラリンピックの成果と裏話を披露してくれました。
自身の車で会場入りした橋本氏は、私たちの心配をよそに、ラグ車(ラグビー仕様の車いす)も日常車も軽々と車から降ろし、パリパラリンピックで着用したオレンジ色のTシャツを颯爽と着こなし、22歳とは思えないほど見事な喋りで会場の皆んなを惹きつけました。自身の障がいの説明、中学生の頃車いすラグビーに出会った時の衝撃、日本代表に若くして呼ばれた喜びと戸惑い、東京パラリンピックで感じた悔い、そしてパリでの大活躍!、とても熱い話なのに驚くほど冷静に彼は話していました。
「人間力無くして競技力なし」
「正解は何か?ではなく、自分が選んだ道を正解にするにはどうしたらよいかを考える」
「これが自分自身だ、隠す必要はないという気持ちになって」
「唯一意図的タックルが認められているラグビー競技に一瞬で魅せられ、自分はこれを一生続けるだろうと感じた」
お二人が発する言葉は会場の私たちに大きな感動を呼び起こし、勇気をいただきました。
講演終了後は参加者と気さくに談笑したり、写真を撮ったり…、お二人の飾らない素敵な人間性を感じました。
夜は、福島のヒーローである大相撲・大浪三兄弟(若隆元・若元春・若貴景)のお父さんが経営する「ちゃんこ若葉山」にて懇親会を開催し、約30人が参加しました。
美味しいちゃんこを囲みながら、参加者全員から「一言」を聞くことができました。ルーターズはこの明るく元気な人たちによって支えられているんです! (イベント主催者から提供された)Tシャツ争奪ジャンケン大会や、「ルーターズ・ボランティアの歌(明日があるさの替え歌)」の大合唱もあり、大盛り上がりとなりました。
20年という長い期間、スポーツボランティア専門のNPO団体が存続することができたのは、たくさんの人の支えがあったからにほかなりません。
これまでルーターズに関わってくださったすべての皆様、本当にありがとうございます!!!
これからもルーターズをどうぞよろしくお願いいたします。